困難を克服する力を育てる!キーワードは「勇気づけ」

こんにちは!

カウンセリングルームすのわ・臨床心理士の南です。

この記事では、ADHDなど発達障害のお子さんがいてその関係性に悩んでいる人、お子さんに限らず大事な人との関係を良くしたい人、自分自身に困難を乗り越える力をつけたい人、人間関係の悩みを持つ人に役立つ知識をアドラー心理学の視点からお伝えします。

アドラー心理学という心理学について聞いたことがありますか?2013年に「嫌われる勇気」という本で注目され、その後も数多くの本が出されたので、耳にしたことがある人も増えているのではないでしょうか?

☆この記事を読んでほしい人☆

・ADHDなど発達障害を持つ子どもとの関わりに、行き詰っている人

・自分自身が困難を克服できるようになりたい人

・アドラー心理学に興味がある人

アドラー心理学について初めて知ったという人でも、人間関係の悩みを持っている人は是非この記事を読んでみて下さい。「全ての悩みは人間関係の悩みである」というアドラーの考え方を知ることで、きっと悩みを解決していくためのヒントが得られると思いますよ!

子どもも大人も勇気づけるアドラー心理学

Alfred_Adler_(1870-1937)_Austrian_psychiatrist

心理学の第一人者フロイトとも一緒に仕事を一緒にしていたアルフレッド・アドラーがアドラー心理学を作ったのは、今から100以上前のことです。

アドラー心理学は、以前から教育関係ではよく知られてきたのですが、一般的にはあまり知られていませんでした。2013年に『嫌われる勇気』という本の大ヒットによって、改めて多くの人の注目を集めています。

そのアドラー心理学の考え方には、子どもたちを勇気づけるまた子どもに限らず大人も勇気づけるコツが多く秘められています。その一部を紹介していきたいと思います。

アドラー心理学では、「勇気づけという考え方を大切にしています。

勇気づけとは、困難を克服する力を与えることです。

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勇気づけのメッセージ VS 勇気くじきのメッセージ

アドラー心理学の勇気づけについて、その逆である勇気くじきと対比して見ていきたいと思います。勇気づけが困難を克服する力を与えることにたいして、勇気くじきの関わりは、恐れやプレッシャーを与えるために、相手の力を奪ってしまいます。

1いいとこ探しをする VS 悪いところ探し

いいとこ探しをしましょう。少しでも出来ているところ頑張っている所に注目してあげましょう。駄目だしすることに慣れていて、ついつい悪いところ探しをしていませんか?

2プロセス、過程を重視する VS 結果のみを重視する

結果が全てではなく、その過程に注目しましょう。小さな進歩や、目に見えない努力を見逃さないようにしましょう。

3失敗をも受け入れる VS 成功だけを評価する

アドラー心理学では、失敗はチャレンジの証、学びのチャンスとしてみます。いつも成功だけを評価していると、失敗を恐れてチャレンジの出来ない人になってしまいます。

4個人の成長を重視する VS 人との比較を重視する

他の人と比べたり、何歳だからこれくらい出来て当たり前、など他人と比べていませんか?本人が先月と比べてどうか、これまでと比べて出来ているところはないかを探しましょう。

5感謝を伝える VS 叱咤激励する

アドラーは「人は自分に価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる」と言っています。ただ単に、頑張れ、頑張れと叱咤激励をするだけですと、応援されないと注目されないと自分から行動できない人になってしまいます。感謝を伝えることで、自分が人にとって役立っていると感じることができると、自然とその行動が増えていきます。

子どもへの勇気づけ

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それでは具体的に子どもへの勇気づけという視点で考えてみましょう

例えば、お子さんが苦手な教科のテストで70点を取ってきた場面を考えてみましょう。勇気くじきの関わりでは、テストの結果に注目し、70点という点数について親の視点で判断して、または他の子と比較して、このように言ってしまうかも知れません。

親「なんでそんな点数しか取れないの、○○ちゃんは90点だったらしいわよ!」

これでは子どもとしたら、次頑張ろう!とは思えませんよね。

それでは勇気づけの関わりを見てみましょう。勇気づけでは、結果よりも本人の頑張った過程を重視し、人と比べるのではなく過去からの成長に注目します。そして親が判断するのではなく、子どもに判断を委ねます。勇気づけの関わりでは、このような言い方になります。

親「苦手な教科だったけど、頑張って勉強していたよね。前学期よりとっても頑張っているね。自分ではどうだった?」と聞きます。

子どもの答えが何であれ、出来ている所に注目してあげましょう。

自分自身に対しても勇気づけしましょう

ここまで読んできて,人に対して勇気づけの関わりをしていきたい!と思っている人も多いでしょう。

しかしながら、これまでのパターンがあると、なかなか新しいパターンを身につけるのは時間もかかり、うまくいかないことも多いものです。その際には、自分自身をしっかりと勇気づけて、昨日の自分と比べての成長を考え、出来ているところに注目し、失敗も受け入れる、不完全である勇気を持つことが大切です。そうすることで自分を変える力が涌いてきます。

以下の日程で10月のADHD交流会では、アドラー心理学について講師を招いて学びます。更に詳しくアドラー心理学について知りたい人は以下のページを見てください。

10月25日:第39回ADHD交流会「アドラー心理学を活かそう」のご案内

■日時 2015年10月25日 日曜日 10:00-12:00

■場所 足立区勤労福祉会館 第3洋室

この記事のまとめ

・人間関係を改善したい人にはアドラー心理学が役立つ

・勇気づけとは、困難を克服する力を与えること

・勇気づけのコツは

1いいとこ探しをする

2プロセス、過程を重視する

3失敗をも受け入れる 

4個人の成長を重視する

5感謝を伝える

・自分自身に対して勇気づけすることも大切

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