代表カウンセラーのプロフィール

こんにちは。

カウンセリングルームすのわ・代表カウンセラー、
臨床心理士の南 和行(みなみかずゆき)と申します。

東京都足立区に住んでおり、心理カウンセラーとして12年の経験があります。
(2019年現在)

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このページでは私のADHD&トラウマ改善カウンセラーとしての経歴や、相談者さんに対する想いを書いています。

少し長いページですが、私がどんな人間なのか相談前にもっとよく知りたいという方にご覧いただければ幸いです。

経歴・資格

略歴

1979年 石川県小松市生まれ
2003年 早稲田大学第一文学部 心理学専修 卒業
2006年  ミシガン州立大学大学院
カウンセリング心理学科 修士課程 修了
2005~
2006年

・ミシガン州ガードナーミドルスクール
 スクールカウンセラー

・エンジェルハウス虐待児ケアセンター
 心理カウンセラー

2007~
現在

日本へ帰国

・公立教育相談所カウンセラー
・福島県緊急支援カウンセラー
・東京都スクールカウンセラー
・精神科あいクリニック神田
 心理カウンセラーを歴任

結婚・第一子誕生

主な資格など

臨床心理士

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所属学会:
 日本臨床心理士会
 日本EMDR学会
 臨床催眠学会
 日本マインドフルネス学会

講演実績

・川崎市公開講座
「わかりにくくて見えない障がい ~大人の発達障害について聞いてみよう~」

・福島市公立小学校PTA主催 講演会
「子どものやる気を引き出す質問」

・川崎市 教育文化会館市民自主学級 講師
「発達障害のある子どもたちと共に歩む〜思春期に向かうこどもの子育て〜」

・つくば市 就労移行支援事業所 職員向け研修
「発達障害者のトラウマの理解とその対応について」

ADHDやトラウマの苦しみを解消する専門家です

私は、ADHDやトラウマを抱えている人の辛く苦しい人生を、カウンセリングによって楽しく幸せな毎日に変えていく専門家です。

ADHDとは:注意欠陥・多動性障害 いわゆる発達障害のひとつです。参考:wikipedia )

普段は精神科のクリニックと公立学校のカウンセラーとして、小学生からお年寄りまでの様々な方と向き合い、彼らのADHDやトラウマを改善するお手伝いをしています。

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あなたの悩みの正体はADHD・トラウマかもしれません

もしあなたが今なんとなく冴えない毎日を過ごしているなあと感じていたら、次の項目に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。

  • 集中力や注意力が足りず、簡単なミスをなぜか繰り返してしまう
  • やるべき課題をついつい先延ばしにして山積みになっている
  • 空気の読めない発言をして人間関係で失敗することが多い
  • 自分なりに改善しようとするが、飽きっぽく長続きしないため自己嫌悪になってしまう

これは大人のADHDの方に良く見られる特徴です。

ADHD(発達障害)は、生まれ持っての脳の特徴が原因で起こっています。

大人の発達障害は、本人も周りも、それが脳の特徴とは気づかずに、本人の「怠け」「努力不足」だと感じて責めることを繰り返しがちです。
その結果、うつ病不安障害などの2次障害を発症し、状態が悪化してから初めて発達障害に気づくことが多くあります。

また、次の項目はいかがでしょうか?

  • 過去の辛い体験が頭によみがえってきて、いつも苦しい
  • ショックな出来事を経験して以来、感情がマヒしてしまった
  • 原因はわからないけれど、特定の状況に対して心のブレーキがかかってしまう
  • 何度も同じパターンの人間関係につまづき苦しんでいる

これらはトラウマの問題で困っている人に良く見られます。

トラウマとは「心の傷」のことです。

深いトラウマとなった記憶は時間が経っても薄れずに脳裏に再生され、長くその人を苦しめてしまいます。

またトラウマが解消されないと、無意識に過去の行動パターンを繰り返してしまい、似たケースの人間関係で失敗を積み重ねてしまうこともあります。

その場しのぎの対処療法ではなく、根本的な解決を提案します

発達障害やトラウマを治す上での注意点は「対処療法でごまかしてはいけない」ということです。

薬を飲むだけ・話を聞いてもらうだけのいわゆる対処療法では、その場の苦しみを少し軽減することはできても、根本的な解決にはなりません。

精神科に5年通って薬を何種類も飲んでいるけれど、いっこうに楽にならないと悩んでいた患者さんにお会いすることも多々あります。

薬がなくては生活できない、毎週カウンセラーに話を聞いてもらわないと不安でしょうがないといった依存症になってしまっている方が大勢いらっしゃるのが現状です。

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私はこういった対処療法の依存問題を重く考えており、普段のカウンセリングは根本的な解決を第一目標として取り組んでいます。

私が専門家としてADHDやトラウマの改善に特化したカウンセリングを行うことで、あなたが自分自身の問題を正しく理解し、効果的な改善法を学んでいけるようプログラムを組んでいます。

そうすることで、ほとんどの方は薬やカウンセラーに依存して「診てもらう」のではなく、自分自身で心の問題を改善していける技術が身につきます

私自身、ネガティブ思考で自分や周囲を責めていました

高校受験の失敗で全てを恨んだ毎日

私は今でこそ、心理学の知識を自分自身にも応用し、様々なストレスを前向きに捉えて心身ともに健康に過ごせていますが、昔はネガティブ根性の塊でした。

私が心理学に興味を持ったきっかけは、人生の初めての挫折。高校受験の失敗です。

地元で一番の高校を受けたのですが不合格となり、滑り止めの第二志望校に入学しました。

その高校は自宅からも遠く、毎日暗いうちに家を出て片道2時間の道のりだったため、部活動も諦めざるを得ません。

「何でこんなに毎日がつまらないのか? 自分の何が悪かったのか?」

そんな質問ばかりがグルグルと頭の中を回っていて、そして決まってこんな答えが続きます。

「この高校が悪いんだ! 実績もないのに進学目標だけは高く、先生の質が低い。クラスの皆もガリ勉で、休み時間も単語帳を読んでいる。つまらない、本当につまらない」

そして次に怒りの矛先は自分自身へと向かいました。

「何より自分が悪い。あの時、受験に失敗さえしなければ・・・。本当に自分は馬鹿だ。どうしようもないクズだ!」

そんなことを考えながら、休み時間をずっと机に突っ伏していたこともありました。今考えると本当に不健康な状態です。

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父の本棚で心理学という可能性に出会う

そんな自分に転機が訪れたのは高校2年の梅雨、ある一冊の本との出会いでした。

たまたま父の本棚で見つけた「なりたい自分になる心理学」という、心理学者の国分康孝先生の著書です。

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その本は「論理療法」という心理治療をわかりやすく書いたもので、端的にまとめると「自分の人生は自分で選べる。自分が人生をどう捉えるかは自分次第で変わる」というテーマが記されています。

今の自分の悩みにぴったりな本だ!と感じた私はその本に興奮し、気がついたら夢中で読みふけっていたのです。

私はその本との出会いで心理学という学問の存在を知り、大きな価値観の転換を味わいました。

「考え方さえ変えれば、今のみじめな自分から生まれ変われるかもしれない!」という期待で次々にページをめくり、むさぼるように読んだのを今でも覚えています。

そしてもっと心理学について学びたい。自分の心のメカニズムを知り、もっと自分自身を理解して、人生をよいものにしたいと思うようになっていったのでした。

うつ病、ADHD・・・私自身が第1号の相談者です

大学卒業後、孤独感からうつ病に

高校時代に心理学に出会い、これが人生の転機になると考えた私は、大学で心理学を学びたい一心で浪人して大学受験に打ち込みました。

結果的に第一志望の大学で心理学専攻へ進むことができ、ある程度の知識を修めましたが、もちろんそれで人生の問題が全て解決したわけではありません。

大学時代はやりたいことをやりながら充実した学生生活を過ごし無事卒業したものの、アメリカの大学院に留学するために一年浪人した際、生まれて初めての「うつ病」を経験します。

大学を卒業したのにどこの組織にも所属していない自分の孤独さに気づいてしまい、調子を崩してしまったのです。

今でこそ「あの時の自分は早期のうつ病だった」と判断できますが、その当時はそれに気づく余裕すらありません。

一ヶ月もの間、何か調子が悪い、朝起きられない、人に会いたくない、勉強したくない・・・という心理状態が続き、もう全て終わりにしてしまいたい、明日が来なかったらいいのに・・・とにかく全てから逃げだしたい思いでした。典型的なうつの症状ですね。

バイトを仮病で休み、ベッドから出られずに昼間まで寝ている。電話が鳴っているのにどうしても出ることができません。

大学時代に積み重ねた自信が遠くかなたに感じられ、勉強しなくてはいけないのに何も手につかず、焦りと不安で胸が苦しくて、不甲斐ない自分を責めても体は動かず・・・自分が惨めで惨めでしょうがありませんでした。

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その状態が1ヶ月くらい続いたため、さすがにまずいと思った私は具体的な行動を起こします。

それは「できないことを責めるのではなく、できたことを褒める」というもの。

今日はちゃんと朝起きられた。今日は夜ご飯を食べに一回外に出られた。友達からの電話に出られた。ほんの些細なことでも「今日できたこと」をノートに書いていきました。

その結果少しずつ「立派にできている自分」がイメージできるようになり、ようやく頭が平常の思考に戻って初めて「あっ、そうか。自分はうつ状態だったんだ」と気づくことができたのです。

心理学を学んだ私のような人間でさえ、本当に苦しい時期は、心の病気にかかっていることを自分で発見することが困難です。

多くの方がかつての私と同じように「自分が悪いんだ」と決め付けてしまい、病気を見つけて治療すればよくなるのに不必要に我慢しています。

専門家に相談しサポートを受けることでそういったロスを省き、素早く健康な心身を取り戻すことができるのです。

自分がADHDだという事実に気がつき、楽になりました

うつ病など精神的な問題は、元々の原因に対して根本的なアプローチをしない限り、何度も繰り返し再発します。

私の場合もまさにその通りで、その後もうつ状態と回復を幾度か繰り返しました。

抗うつ薬を試したこともありましたが、一時しのぎの対処療法ではもちろん根本的な解決にはなりません。

どうしたら根本的にうつが治るのだろう・・・。そんな漠然とした課題を抱えながら過ごしていたのです。

アメリカの大学院を卒業し事務仕事がメインの研究助手をやっていた頃、自分のことで大きな発見をしました。

それは私自身がADHD傾向だということです。

事務系の仕事では書類やデータに向き合うことが多く、細かい丁寧な作業や集中力が求められますよね。複数の作業を効率良く進めていく必要があるのですが、私はその能力がかなり欠落しており、努力してもなかなか改善しませんでした。

できない自分が嫌になって心のバランスを崩していき、その時、自分の脳のパターンがADHDタイプであることを悟ったのです。

そして自分のADHDを押さえつけるのではなく、正しく活用する道を探り始めました。

私は小学生の頃から夏休みの宿題の先延ばし・興味のないことへの集中力の欠如・日頃の不注意などの傾向がありました。それが大人になった今も続き、日々の生活を困難にしていることを現象として自覚したのです。

自分がADHDであると言葉にして理解することで、それまで「漠然とした生きづらさ」だったものが「目に見える課題」となり、正しい改善策を理論にもとづいて模索することができるようになりました。

ADHDの傾向については、それが能力の欠如ではなく脳の特性であると理解をし、正しい対策を立てることが大切です。そうすることで日常生活における困難やセルフイメージは大幅に改善します。

最も大きなメリットは、何といっても自分を責めることがなくなり自信が持てる点でしょう。

それには「無理をせず、自分が向いていることで力を発揮すればよい」と考える技術を身に付けることが必要です。

私が抱えていたトラウマ・・・幼い頃の母との死別

もう一つ、自分自身のケアから学んだことがありました。

それはトラウマという心理ブレーキの存在です。

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以前の私は新しいことに挑戦する時、失敗を恐れて積極的なアクションを取ることができず、いたずらに時間を無駄にして自己嫌悪に陥る癖がありました。

かつて大学院で、人前での発表が中心の講義を受けていた時のことです。

最初は不安ながらも発表の準備を進めていったのですが、そのうち「失敗して周りから冷ややかな目で見られたら嫌だなあ・・・」という想像が頭を占めていき、最終的には仮病で発表を休むというズルをしたことがあります。

そして罪悪感から自分に自信をなくし、ますますその講義が苦手になる・・・。そんなことを何回も繰り返してしまいました。

頭ではやらなくてはいけないことが分かっていても、無意識に踏んでいた心のブレーキ。自分の行動を阻害していたのは、実はあるトラウマの存在だったのです。

自分でも意識していなかった、私が抱えていたトラウマの正体。それは、小学生の頃に病気で母を亡くした経験でした。

母との死別は私が8歳の頃の話ですから、もう時間もずいぶんと経っており、過去の事になっていると思っていました。

もちろん当時は子どもなりに悲しい思いもありましたが、月日が経ち大人になってからは別にそのことで悩んでいた訳ではありません。

しかし昔話に過ぎないその出来事も、実は無意識下において「大切な存在を失う」という恐れがトラウマとして私の行動に大きな影響を与えていたのです。

大学院でカウンセリングの技術を学ぶにつれて、私はそのトラウマが「失敗すること」と「大切な人を失う恐れ」を無意識に繋げてしまっていることに気が付きました。だから失敗しそうな場面では、ブレーキをかけて失敗することを避けようとしていたのです。

トラウマの存在が事実としてはっきり分かったことで、私はそのトラウマを消化していくケアを自分に対して行っていけるようになりました。それは自分の中の悲しみの塊に目を向け、しっかりとその悲しみを味わい、乗り越えていくという作業です。

ケアを続けた結果、少しずつ「頭では分かっているが体が言うことを聞いてくれない」といった意識と無意識のアンバランスが解消されていき、今では「なりたい自分」にどんどん近づいています。理由の分からない漠然とした息苦しさや不安感もなくなりました。

悲しみに向き合うことで、私は初めて亡き母の存在と向き合うことができ、同時に母への感謝の涙があふれてきたことは今でも忘れられません。悲しみにフタをして見ないようにしていたら、今でも母の愛に気づくことができなかったかもしれません。それは非常にもったいないですし、そして悲しいことではないでしょうか。

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こうして私自身が弱い心を持ち、それを苦しみつつも乗り越えてきた過去があるからこそ、カウンセリングにいらっしゃる相談者様の悩みや不安が手に取るように分かるのです。

私にとって人前での失敗を恐れて逃げてしまっていた苦しい経験は、今の仕事に結びつく大きなギフトだったと考えています。

そしてあなたにとっても、今の苦しさがきっと何かの糧になります。

あなたが「自分は価値が低い」と感じているなら、
その思い込みは変えることができます。

毎日の生きづらさはちょっとしたコツで改善します

あなたは以前の私のように、不甲斐ない自分を変えたいけれど具体的にはどうすればいいか分からず、悔しさや悲しさを抱えて辛い毎日を送っていませんか?

「ちょっとした考え方のコツを知るだけで人は変われる」という事実を、あなたに寄り添って伝えていくのが私の仕事です。

そして薬やカウンセリングに依存することなく、あなた自身の力で人生を前へ進むための知識と技術を、正しく効率よく習得できるようお手伝いします。

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カウンセリングはあなたが自分の可能性を見つける手段

あなた自身が持っている脳の特性を正しく理解し、苦手な部分への効果的な対応を「身を守る知恵」として身につけましょう。

そして自分の強みを見つけ、その特性を活かし、トラウマのブレーキをはずしてアクセルを踏み込めるようになれば、あなたの人生の可能性はもっと広がります。

私がそれをお手伝いすることで、今これを読んでいるあなたが自分の可能性を信じて暮らせるようになって欲しい。

それがこのサイトと、カウンセリングを通して実現したい私の想いです。

もしあなたが毎日をくよくよと悩みながら過ごしていて、そしていつかそんな人生を変えたいと考えているなら、それは今しかありません。

このサイトを覗いてくださったのもきっと何かの縁だと考え、ほんの少しの勇気を出して当サイトのお問い合わせフォームからご連絡ください。

数カ月後、心の悩みで苦しんでいたあなたが毎日を楽しく過ごせていることを心から願っています。

臨床心理士・ADHD&トラウマ改善カウンセラー
南 和行

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【まとめ】 

  • 私はADHD・トラウマ改善カウンセリングの専門家(臨床心理士)です。
  • 自分自身もADHDやトラウマで苦しんだ経験があり、相談者様の辛さがよく分かります。
  • ほんの少しの気づきであなたの毎日は劇的に楽しくなります。カウンセリングを通じてそれを伝えるのが私の使命です。
  • なんとなく周囲と噛み合わない、生きづらいと感じているあなたの暮らしを変えるお手伝いができます。