よくあるご質問

予約について

【Q】カウンセリングルームはいつ営業していますか?
【A】原則として月~水曜日の10時~18時になります。祝日は閉室となります。ご予約の空き状況はご予約フォームのカレンダーでご確認いただけます。

【Q】予約はどのように取ればいいですか?
【A】ご予約専用フォームから申し込み下さい。

【Q】予約の変更・キャンセルはできますか? キャンセル料金はかかりますか?
【A】変更・キャンセルは3日前から前日までは一律2,000円、当日もしくは無断キャンセルは、料金の100%をいただいております。

お支払いについて

【Q】料金はどのように支払いすれば良いのですか?
【A】カウンセリング当日、現金でお支払い下さい。事前振り込みをご希望される方は、受付時にお知らせ下さい。

【Q】健康保険は適用されるのですか?
【A】当ルームでのカウンセリングは医療行為ではないため、健康保険は使用できません。病院やクリニックでは、保険診療内でカウンセリングを提供している所もあります。

カウンセリングの進め方について

【Q】カウンセリングではどんな事を話したらいいのですか?
【A】どのような事をお話しいただいても結構ですが、初めてですと何を話していいか分からない方もいらっしゃいますので、カウセンラーが質問しながら、話す内容を整理させていただきます。前もって話したい内容をメモしていただけると当日スムーズにカウンセリングに入っていけます。

【Q】カウンセリングを録音しても良いですか?
【A】はい、録音を推奨しております。カウンセリング中の気づきや学びを音声で復習していただくことは、効果を定着させるのにとても有効です。事前におっしゃっていただければ、こちらで録音してデータをお渡しすることもできます。

【Q】遠方に住んでいますが、電話やスカイプでカウンセリングを受けることはできますか?
【A】認知行動療法や通常のカウンセリングは電話やスカイプでもお受けいただくことが出来ます。一方、トラウマに特化したカウンセリングは対面療法が望ましいため、お断りさせて頂くことがあります。まずはお問い合わせフォームよりご相談ください。

【Q】病院に通っていますが利用できますか?
【A】はい、基本的には大丈夫です。精神科や心療内科に通いながらカウンセリングを利用される方も多くいます。主治医の方にカウンセリングを受けることについて相談し、同意を取ってからご来室ください。

カウンセラーについて

【Q】臨床心理士とはどんな資格ですか?他のカウンセラーの資格とは何が違うのですか?
【A】臨床心理士は指定された大学院を卒業することが義務付けられており、病院や学校などで活躍するプロのカウンセラーは臨床心理士の資格を有している人がほとんどです。

臨床心理士以外にも多くのカウンセラー資格が存在しますが、その中には通信教育だけで取得できるものや、週末の2日だけで取得できるライセンスもあります。

当ルームカウンセラーは米国大学院でカウンセリング心理学科を卒業後に日本で臨床心理士を取得しております。

【Q】他のカウンセラーと当ルームのカウンセラーの違いは?
【A】カウンセラーの南は、ADHDについては自分自身の問題として多くの効果的な方法を学んで実践しており、更にADHD交流会を通して数多くのADHD当事者の悩みのパターンに触れています。その経験から、あなたに合った方法を提案することができます。

またトラウマ治療については、EMDR、TFT、催眠療法、持続エクスポージャー療法、ブレインスポッティング、ホログラフィートークなど多くの治療法から、あなたに一番合った方法を提供します。

全ての問題に対して、ただ傾聴するだけでなく、根本的な解決を目指しています。

疾患について

【Q】ADHDやPTSDの診断をもらえますか?
【A】カウンセラーは医師ではないので、診断は行えません。診断の補助となるアセスメント・検査を行う事はできます。

【Q】ADHDではないかと思っていますが、家族からはただの怠けだと言われます。ADHDと怠けはどう違うのですか?
【A】ADHDは生まれ持っての脳の特性が原因で起こっている症状であり、本人の怠けや性格の問題ではありません。

しかしADHDは目に見えるものではないため、周りから誤解されたり、自分でも自分を責めてしまいがちです。怠けという捉え方では、結局「意識を変える」という安直で具体性のない対策しか取れません。「頭ではわかっているのに何度も同じミスを繰り返してしまう」という状態なら、ADHDの可能性が考えられます。特性を正しく知り、具体性のある対策をして行く方が良いでしょう。

【Q】子どもがADHDと診断されました。子どものことで相談できますか?
【A】はい、できます。当ルームのカウンセラーは、スクールカウンセラーとしての経験も豊富にあり子どもの発達障害に関する相談にもお答えできます。特にADHDのお子さんは、しつけが難しく、子どもの問題に対して親はいつも怒ってしまうという悪循環に陥りがちです。ペアレントトレーニングのプログラムでは、子どもへの効果的な関わりについて体系的に学びます。

治療法について

【Q】認知行動療法とはなんですか?
【A】認知行動療法の「認知」とは、ものの受け取り方や考え方の事です。私たちはストレスのかかる状況で、「マイナスな考え方」をしてしまい、結果としてネガティブな気持ちになってしまうことが多くあります。そのような気分と関連した「マイナスな考え方」を、少しずつ変えて「自分に役立つ考え方」にして、気持ちを楽にしていくのが、認知療法です。また認知行動療法は”実際に行動してみる”事を重視した治療法です。

【Q】ADHDに特化した認知行動療法とはどのようなものですか?
【A】ADHDでは、順序だてや優先順位付け、注意散漫のコントロールなど具体的な行動の苦手さが問題を作り維持しています。ADHDの認知行動療法では効果的な行動を学んで実践していく事になります。具体的には、ノートやカレンダーを使っての順序立てと計画性の訓練、集中できる時間を増やす注意持続訓練、ADHDにありがちな先延ばしにつながる考え方の修正などを行います。

【Q】EMDR(イーエムディーアール)とはなんですか?
【A】EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing;眼球運動による脱感作および再処理法)とは、PTSDを始めとするパニック障害、恐怖症、解離性障害などに効果があると言われている心理療法です。

EMDRでは、相談者様はトラウマとなっているつらい記憶を心に思い浮かべながら、セラピストの指の動きを追い、目を左右交互に動かします。
眼球運動が記憶の消化を促し、その結果、トラウマ記憶の鮮明さがなくなる、辛い体の反応がなくなる、記憶の捉え方が中立的もしくはポジティブなものに改善するなどの変化がおこります。

【Q】EMDRを受けるメリットはなんですか?
【A】EMDRは脳に働きかけるセラピーであり、記憶の処理が他の療法と比べて早く進むため相談者様の負担が少ない点がメリットと言えます。EMDRではトラウマについて本人が思い浮かべる必要はありますが、トラウマの全てを詳細に話す必要はありません。

【Q】EMDRは効果的な治療法ですか?
【A】英国国立医療技術評価機構(NICE)の臨床ガイドラインでは、PSTD治療にCBTおよびEMDRを推奨しています。国際トラウマティック・ストレス学会は、2000年にEMDRを有効なトラウマ治療法として認定しました。WHO(世界保健機関)も2013年、EMDRを患者の負担が最も少ないトラウマ治療の方法として推奨しています。これらのことからも、EMDRは世界的に認められた効果のある治療法であると言えるでしょう。

【Q】EMDRはトラウマだけの治療法ですか?
【A】元々はトラウマの治療法として発展したEMDRですが、現在では各種の恐怖症、抑うつ、不安、パニック障害、虐待の治療にも適応は広がっています。

【Q】ブレインスポッティング(BSP)とはどんな治療法ですか?
【A】BSPは、脳と身体を基盤とし、脳科学や生理学などの理論に基づいた新しい心理療法です。情緒的な問題、身体的な痛み、トラウマなどの神経生理学的な中心部分を特定し、処理・解放します。適応範囲も広く、短い時間で効果的に、また相談者様の負担も少なく処理をすることができます。

【Q】ホログラフィートークとはどんな治療法ですか?
【A】ホログラフィートークとは、相談者様が自分自身の感情や身体症状の意味を読み取り、解決し、自らを癒すプロセスをセラピストが援助する心理療法です。

手法的には、軽催眠下のトランスワークや、自我状態療法の一種に位置づけられ、相談者様は感情や身体症状のメッセージを聴き、その症状が起こった起源を特定していきます。そしてその起源にある問題をイメージを使って解決します。問題が解決すると、不思議と症状も解決して更なる改善のヒントをそこから得ることができことも多くあります。症状を手がかりに、相談者様が思いもしなかった過去の出来事がきっかけになっていることに気づくことも多くあります。無意識の声を聴き、問題の解決までを一回のセッションで行える優れた心理療法です。