マインドフルネスで心のデトックスしませんか?
にちは!
カウンセリングルームすのわ・臨床心理士の南です。
この記事では、最近注目されているマインドフルネスついて、どんなものでどんな効果があるか、初めて聞く方にも分かりやすくお伝えしていきます。
この記事を読めば、マインドフルネスについて大まかな知識と、その効果・実践についてわかります。
マインドフルネスとは判断せずに、今に注目すること
今マインドフルネスが注目されています。ビジネスの分野では、グーグルの社員研修に取り入れられていることや、心理学の分野では心理療法の新しい方法としても、知られるようになって来きています。
このように世界的に注目されているマインドフルネスとは一体どんなものなのでしょうか?
マインドフルネスの定義として、一番有名なのがマインドフルネスストレス低減法で有名なジョン・カバットジンの定義です。
「意図的に、現在の瞬間に、そして瞬間瞬間に展開する体験に判断をせずに注意を払うことで現われる気づき」(Kabat-Zinn, 2003)
つまりマインドフルネスの大切な要素は
- 意図をして
- 今この瞬間に注意を向けること
- 判断しないこと
です。
このシンプルなことの何が、世の中の注目を集めているのでしょうか?シンプルすぎてよく分からない人も多いのではないでしょうか?
それでは、ここであえてマインドフルネスの状態を逆を考えてみます。
- 意図しないこと
- 今に注意を向けずに、過去や未来に注意を向けること
- 良かった悪かったと判断をすること
「特別な意図を持たずに、過去のこと後悔したり、未来を心配したり、自分や人や世の中について、良かった悪かったと思い悩んでいる」
そんな状態がマインドフルネスの逆な状態です。確かにそんな状態はストレスや悩みにあふれていると感じるのではないでしょうか?そして多くの人が、こんな状態で思い悩んでいます。ストレスの多くは、今にはなく、過去の後悔や、将来の不安にあります。
マインドフルネスを実践することで、意図を持って、今この瞬間に、判断しないでいることができ、そうすることで、現在に存在しない苦しみから解放され心のストレスが軽減していきます。
そしてそのマインドフルネスを実践する方法は、マインドフルネス瞑想とよばれる瞑想法です。
マインドフルネスの効果
マインドフルネスの効果について、様々な研究がなされており、いろんな分野での効果が証明されてきています。
- 感情のコンロトールが出来ようになる
- 抗うつ
- 不安障害
- パニック障害
- 摂食障害
- 慢性疼痛
- 依存症への治療効果
- 忍耐力、洞察力、ストレス耐性の向上
- ADHD
- PTSD
まだまだいろんな研究が現在進行形で進められています。
マインドフルネスを実践してみよう
マインドフルネスの実践は、複雑なものではなく、とてもシンプルです。今この瞬間にある感覚・思いを評価・判断せずに観察するだけです。
ここで、現在の自分に注意を集中する練習をしてみましょう。まず座ったまま目を閉じて、力を入れずに背筋をまっすぐに伸ばします。そして、呼吸に注意を集中します。呼吸をコントロールしようとしてはいけません。呼吸のリズムは自然にまかせ、どんなふうに感じているかを感じ、空気が入り、出ていくのを客観的に観察しながら、呼吸を意識するのです。この状態を三分間続けてください。
ジョン・カバットジン”マインドフルネスストレス低減法P36″
しかし実際にやってみると、そのシンプルなことがいかに難しいかと思い知ります。
マインドフルネス交流会に参加しよう!
マインドフルネスはシンプルな物ですが、だからと言って簡単で理解しやすいものではありません。ただ知るだけでは意味はなく、体験してみて初めて役立ちます。そして繰り返しの訓練が必要になります。
マインドフルネスに興味を持った方は、マインドフルネスを体験できるマインドフルネス交流会に参加下さい。
もっと詳しいマインドフルネスの情報を知りたい方は、こちらのリンクよりマインドフルネス交流会の紹介ページをご覧下さい。
この記事のまとめ
- 今、ビジネスの世界で、心理学の世界でマインドフルネスが注目されている。
- マインドフルネスとは、意図を持って、判断をせずに、今この瞬間に注意を向けること。
- マインドフルネスを実践することで、ストレスを軽減して、様々な病気を改善することができる。
- マインドフルネスはシンプルな概念ではあるが、実践するのは難しい。