南のクライアント体験記 最終回(追記2020年2月19日)

こんにちは !

カウンセリングルームすのわ・臨床心理士の南です。

3回に渡ってお伝えしてきた『南自身の病院受診体験』も、今回が最終回です。

前回では、2回目の通院の様子をお伝えしました。

今回は、3回目の通院について報告します!

南のクライアント体験記 その1

南のクライアント体験記 その2

南のクライアント体験記 その3

【この記事を読んで欲しい人はこんな人】 

・病院受診を迷っているADHDの当事者の方・ご家族の方

 ・一度病院受診をしたものの、納得・安心できずにいるADHD当事者の方・ご家族の方

自分の脳を客観的に判定してもらう

 前回の通院時にとった脳波の傾向について説明を受けました。37年間、一緒に過ごしてきた自分の『脳』。これをはじめて『見える化』して観察したのは、生まれて初めての経験でした。

 医師のコメントとしては、『前頭葉のあたりに、起きているときでも、寝ている時のような脳波がでている部分がある』。つまり、日常生活で『ぼーっとしやすい、集中しにくい』理由は、このような脳の状態があったということです。あとは、『シータ波が出やすいから、アイデアが思いつきやすい』というもの。たしかに、自分には、実現できるかは別として、『あれも、これも』と脳内では様々に想像がふくやみやすい特徴があります。

 改めて、『脳』が自分を表し、自分を動かしているのだと実感した瞬間でした。

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Dr.の意見は「傾向ありも、ADHD診断未満の状態」

他の机上課題の結果や問診の内容を総合しての所見は、『ADHDの傾向はありますね』というものでした。ADHDで確定、というほどではないようです。診断基準を満たさないが、傾向はあるという、いわゆる「ADHDグレーゾーン」ということでした。

特に自分の場合は、様々な工夫によって現在はそこまで困っている状態ではないことが、ADHDの診断がつかない要因でした。

ADHDの診断には、「日常生活、仕事など2つ以上の場面で支障が出ている」という条件があります。

そのため、希望していた服薬はかないませんでした。そこで医師からは、いくつかサプリを紹介してもらっています。

薬を使わない改善の選択肢

今回、医師からご紹介していただいたサプリ(商品名:アテンション サポート)と、相性がとても良く、自分にとっては『生活を一新する』ほどの効果のあるものでした。

具体的には、『頭の中がモヤがかかった感じ』がとれて、思考回路がクリアになった感じがあります。夜な夜な止められなかったネットサーフィンが止められました(笑!

家族からも『なんかキビキビ動いているね』と言われるほど、日々のやること・やりたくないこと、に取り組みやすくなっています。

(追記)2020年2月19日

その後、アテンションサポートは毎月の費用が高いと感じたため、主に含まれているフォスファチジルセリンという成分を取るように切り替えました。その後の数年来にわたって服用していますが、今のところ副作用などはなく、メリットを感じています。
自分のような薬以外で改善をしている人もいるという例として共有します。

※個人的な感想で、効果を保証するものではありません。服薬中の方は使用前に主治医に相談ください。

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おわりに。皆様へ…

 『個人としての病院受診』というとてもプライベートなことを、このようにレポートとしてお伝えさせていただきました。

この体験記を読むことで、受診を迷っている方が、『どうするか』を考える上での材料になれば幸いだと思います。

もちろん、悩んだ末に『受診をしない』という決断をしても、それも一つの貴重な答えだと思います。悩んだり迷ったりした過程が大事です。

そして、カウンセリングルームすのわ では、『受診するかどうか』を含めたご相談もお待ちしています。

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