【アーカイブ動画での参加募集中】私らしく生きる選択肢〜発達凸凹を力に変えるトークイベント

こんにちは!

足立区北千住カウンセリングルームすのわの臨床心理士・公認心理師の南です。

先日にご紹介したイベントが無事に終了しましたので、ご報告&アーカイブ動画参加の募集のお知らせです。

【アーカイブ動画】私らしく生きる選択肢〜発達凸凹を力に変えるトークイベント (購入後に視聴ページから見られます)※イベントの日程は関係ありません。

今回のイベントは、準備段階からさまざまなハプニングがあり、
まさに“凸凹”な展開となりました。
 
開始前に、PCとプロジェクターを接続するコネクターに問題があることが判明し、
急遽変換機器を買いに行ってもらうことに。
 
何とか間に合ったかと思いきや、今度はコネクターのオスメスが逆で、
再び買いに行くという慌ただしいスタートとなりました。
 
さらに、オンライン参加者の管理用PCの稼働を失念してしまい、
オンラインでご参加の皆様へのサポートが十分に行き届かない場面もありました。
 
それでも、誰もミスを責めたり否定したりすることなく、
温かく寛容な雰囲気の中で、無事にイベントを進行することができ、本当に安心しました。
 
しかし同時に、世の中が不完全さに対して寛容であることが、
私たち“凸凹”な人間にとってどれほど重要で心強いものかを、
改めて実感する機会にもなりました。
 
イベントの主催者としては、かなりまずい状況もありましたが、
みんな本当に暖かく、このような空気が少しでも社会に広がっていったらば、
誰もが生きやすい世の中になると感じました。
 
宮崎ますみさんの「生まれてきた子どもは必要は種を持っており、
余計なものを足さない、自尊心を傷つけない」という子育ての姿勢と、
その愛をうけて育ったアキトさんのポジティブなあり方
 
「ノーリミット=限界はない、Move on up=前に進め!」
 
のメッセージは心に刺さりました。
 
横田さんがイベント中にゼロからスライドを作成するという
驚きの技を披露してくださり、参加者一同感銘を受けました。
 
自分の苦手を理解してくれない人には、
今世はあきらめて
 
「また来世で!」
 
という潔さが印象に残りました。
 
西原さんは、発達障害への理解がほとんどなかった時代に、
多くの傷つきを抱え、「死にたい」と思うほど追い詰められていました。
しかし、そこから自分が輝ける場所を見つけ、共に成長できる仲間と出会い、
苦手だった片づけを人に教えるまでに変化されました。
 
これまでの苦しみも含めて、
 
「自分の人生に必要な経験だった」
 
と思えるようになったのです。
 
中島さんの動画は、時間の関係で後日視聴でゆっくり学んでもらえるようにしました。
 
やりたいこと、好きなことがあっても、優先順位づけや、注意散漫、先延ばしの問題で、思い通り進めることができずに困っている人も多いかと思います。ADHDの時間管理の専門家である中島美鈴先生から、時間管理のコツを話していただきました。
 
当日予定が合わずに参加できないという方から多く問い合わせをいただいていたため、期間限定で動画アーカイブの再販売を行うことにしました。
 
昨日のイベントの雰囲気が世の中に広がることで、凸凹を抱えた人が生きやすい世の中になっていくと思います。少しでも多くの方に思いが伝わりますように。拡散にご協力ください。

【アーカイブ動画】私らしく生きる選択肢〜発達凸凹を力に変えるトークイベント (購入後に視聴ページから見られます)※イベントの日程は関係ありません。

【イベントの趣旨】

ADHD・ASD・LDなどの発達凸凹を持つ方、その保護者や支援者が集まり、特性を活かしながら自分らしく生きる選択肢について語り合うイベントです。診断の有無を問わず、「得意は何もない」「何から始めればいいか分からない」という悩みを抱える方に、「自分らしく生きる」という可能性を提案したいと考えています。登壇者は、特性と向き合い、それを活かして生きる選択をした自身の経験や葛藤をシェアします。保護者や支援者の立場からも、「自分らしく生きる」当事者をどのように支えるかについても話します。参加者の質問に応える時間も設け、実りある交流の場にしたいと思っています。

【イベント企画の経緯】

このイベントは、宮崎ますみさん(元女優で現在はヒプノセラピスト)と主催の南とのご縁から生まれました。宮崎さんの次男で、発達障害(ASD、ADHD、LD)を持つあきとさん(27歳、現在アメリカ在住で映像クリエイターになるための修行中)が、年末に一時帰国するというタイミングで南に以下のメッセージをくれました。

宮崎さんからのメッセージ:

「彼はもともと同じ発達障害を持つ人たちと交流して、啓蒙活動をしていきたいという思いを持っている純粋な子です。 彼のビジョンは、もっと自分自身も発達障害について学び、何か映像として作品を作っていきたいそうです。 そんな彼の望みを私も手伝っていけたら、と考えております。まだまだ発達障害の人たちが生きにくい社会です。そんな自身の個性とどのように付き合っていけばいいのか、私も学び続けたいと思っております。」

先日、宮崎さん、アキトさん、そして南の三人でZoomで話し合い、「自尊心」「自分らしく生きる」「生きるモチベーション」「発達凸凹」「家族としての思い」「周りの理解」をキーワードに、イベントを開催することになりました。

【対象】

・発達障害の当事者
・発達障害グレーゾーンの当事者
・保護者
・支援者

※当事者の方の診断の有無は問いません。

【参加費】

2000円

【イベント形式】

複数のスピーカーが30~50分ほど話をし、最後にクロストークを予定しています。

~ スピーカーの紹介 ~

宮崎ますみ(みやざき・ますみ)/シャンマーター

一般社団法人日印友好 シャンマタ・シッダ医学協会 設立代表理事

1968年 愛知県生まれ。84年より女優として、舞台・映画・TV・ラジオなど幅広く活動。1995年結婚を機に米国ロサンゼルスに居住。米国では二児の息子たちを育てながらYOGAに傾倒。帰国後の2005年、乳がんであることが発覚し公表。がん克服の後、自身の経験を通じて以前より興味のあった自然療法、代替療法に関心を深める。2007年よりヒプノセラピストとしての臨床実務と併せて、ホリスティックな医療の探究に取り組み、南インドの古代叡智である「シッダ医学」に辿り着く。2023年 一般社団法人日印友好シャンマタ・シッダ医学協会を設立し、蓼科山の山麓に、”真我探求”を中心に据えた場「HOME」(長野県茅野市)を開設。長野県八ヶ岳の移住先では、自然の循環の中に身を置き、自然循環に中で生きる暮らしを実践。そこではお米、有機野菜、ハーブなどの生産を行い、八ヶ岳と南インドを定期的に往復しながら、魂の治癒を行い、日印の友好事業を行っている。

宮崎照土(みやざきあきと)

1997年米国ロサンゼルス生まれ 2001年ハワイへ移住。2005年日本へ移住。横浜シュタイナー学園第一期生。小学4年生の時にADHD、ASD、LDの診断を受け、発達支援センターで6年間指導を受けながら、ゆっくりと成長していく。中学生になり映画に魅せられ、言語と認知の発達が進み始める。四谷インターナショナルスクール2016年卒業。日本外国語専門学校2017年卒業。フィルムメイカーの夢を抱き、米国シカゴの芸術大学Columbia College Chicagoに入学。5年間で卒業し、現在は映画の都ハリウッドで、アルバイトをしながらカメラアシスタントの経験を積んでいる。

横田親(よこた・いたる)

法人向けECプラットフォーム開発会社にて、自由で個性的な働き方で貢献する特命正社員として勤務。個人事業では札幌・長野・静岡・愛知・奈良など約25箇所で創業塾の塾長も務める。 アイディアがすぐ閃き、活動意欲が湧き、そのため行動量が多く、小さく実現するものが多い反面、物忘れが激しく、注意力が散漫で、同じ作業の繰り返しをするだけで自己嫌悪に陥るという特性に悩むが、周囲の人間関係に恵まれた。組織人としては協調性が欠け、自分勝手な振る舞いを諌められることが多く、個人事業となってから自分のペースで仕事ができるようになり、個性が爆発。日々をご機嫌よく、活動的に過ごしている。

南和行(みなみ・かずゆき)

1979年石川県生まれ。ADHD・トラウマ改善専門「カウンセリングルームすのわ」の臨床心理士・公認心理師。 社会に出てケアレスミスの多発、事務作業が苦手、先延ばしの悪化、衝動的に行動で失敗など、自身のADHDグレーゾーンを自覚。苦手な事務メインの仕事に就いた際には、うつ病になり、自分の出来なさに絶望。その後、自分のADHDを自身に認知行動療法を使い工夫し、苦手を自覚したうえで人に頼り、得意なことを活かす仕事選びをすることで、劇的に生きやすくなる。「発達障害やトラウマのために生きづらさを感じる全ての人が、自分らしく生きる」社会の実現が使命。

西原三葉(にしはら・みわ)

西原三葉(にしはら みわ) 1970年、東京都葛飾区生まれ。整理収納アドバイザー1級、産業カウンセラー、栄養士 片付けられないことに長年悩んできたADHD当事者だが認知行動療法を受けることで片付け問題を改善。 その経験を活かし、2018年に発達障害に特化した片付けコンサルティング「AUBE」を起業。発達障害の方の片付け支援実績は開業6年で1,400件を超える。 「片付けられなかった当事者だからこそ、同じ苦しみに寄り添える」。この思いを胸に、片付けに悩む人々の生きやすさをサポートする活動を続けている。かつて片付けられず、生きる気力を失いかけていた自分が、同じ悩みを抱える人々の役に立てることが大きな喜びとなり、特性を抱えながらも伸び伸びと働いている。 著書に「ADHDの整理収納アドバイザーが自分の経験をふまえて教える 片づけられない…をあきらめない」(主婦と生活社)がある。

【動画での出演ゲスト】

中島 美鈴 (なかしま・みすず)

1978年福岡県生まれ。公認心理師、臨床心理士。心理学博士。 九州大学大学院人間環境学府人間共生システム専攻博士後期課程修了。東京大学、福岡県職員相談所などでの勤務を経て、現在は九州大学および肥前精神医療センター臨床研究部にて集団認知行動療法の研究や職場のメンタルヘルス対策に従事。 著書に『あの人はなぜ定年後も会社に来るのか』( NHK 出版新書) 、 『脱ダラダラ習慣! 1 日 3 分やめるノート』(すばる舎) 、『悩み・不安・怒りを小さくするレッスン 「認知行動療法」入門』(光文社新書)など多数。NHK「あさイチ」への出演も多数

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