南のクライアント体験記 その3
今回は、前回に引き続き、『南自身の病院受診体験』についてお伝えします。
前回では、初診当日の様子をお伝えしました。
さて、2回目の通院は、どんなことが起きたのでしょうか??
【この記事を読んで欲しい人はこんな人】
・病院受診を迷っているADHDの当事者の方・ご家族の方
・一度病院受診をしたものの、納得・安心できずにいるADHD当事者の方・ご家族の方
『どうですか?』という問いかけ
『初めて』と『2回目』の違いは、大きいですね!
病院への行き方、道中の雰囲気、どこにどんなスタッフがいるか。
これが頭に入っているだけで、前回よりも不安が下がり、安心して行けました。
今回は、問診、血液検査の結果のフィードバック、パフォーマンスをみる検査をしました。
自分もよくカウンセリングで用いますが、前回から今回までの間についての生活を問いかけるワードに、『どうですか?』があります。
いざ自分が問われると、頭の中に言いたいことやイメージはいっぱいあるものの、『何を話したらいいか』と慌ててしまいました。
結局、『困ったこと(やるべきことがすすまなかった)』と『うまくいったこと(友達とジムにいったら、脳が活性化した)』を伝えましたが、終わってから『何を話すか、準備してくればよかったな』と思いました。
そして、慌てながら話したことに対して、医師は、“共感”をしてくれ、自分はとても安心しました。これによって気づいたのは、診察室で何かを話すとき、『こんなことを言って怒られるのでは、笑われるのでは』という不安が心の根底にあることです。
このことを、カウンセリングの場面でも、肝に銘じようと思いました。
自分の血からみえてくるもの
恥ずかしい話ですが、自分は、血を見るのが苦手で、採決場面では、注射や採った血液からも思わず目を逸らしてしまいます。
そんな自分にとって、“血液検査”は、自分が直視できない血を分析し、その結果から摂るべき栄養素を教えてくれるという、非常にありがたいサービスです。
今回は血液検査の結果から、『副腎疲労がみられる』『ビタミンBとCのサプリを摂ってみては』という具体的なアドバイスを受けました。
このように、目に見える症状や内面の辛さだけでなく、“身体”もアセスメントのターゲットとなり、『薬ではなく、まず自分に合ったサプリを』という医師の姿勢に、信頼感を覚えました。
ちなみに、病院を出てから家まで帰る間に、早速、インターネットで指定されたサプリを購入し、毎日たのしんで摂っています!(参考までに、下記に載せています)
脳トレみたい??
診察後に、パソコンをつかった検査をうけました。これは、一時期自分もハマっていた『脳トレ』のようなもので、前頭葉が担っている『注意・選択・行動抑制』などのパフォーマンスをみる検査だと思います。
受けた率直な感想としては、『間違っちゃいけない!』と思いつつ『ミスしちゃった』ということの連続で、検査時間をとても長く感じました。
その後、自分で希望したこともあって、病院と提携している脳スタジオにて、脳波のモニター検査をしてもらいました。これは、頭にヘルメットのようなものをかぶり、10分ほどその場で静止しているものです。
電極のついたヘルメットを被ってみると、冷たくて頭がヒヤッとしました。1回目の検査では、接触が悪かったようで正確にとれず、2回目をうけて終了しました。
どちらの検査も、どのような結果となるのか、次回の通院にワクワクしています。
南のクライアント体験記最終回 ご覧ください。
はじめまして。こんにちわ。
自分自身がADHDなのかなと感じることがあり、インターネットで色々と調べるうちに南先生のサイトに行き着いた次第です。
私は30代、女性です。
大人になってから周りとの違和感を覚えながら、とくに、昨年の5月より初めての事務仕事に就き、生活しにくく感じることが増えました。
もしやこれはADHDなのではと思うことがあり、インターネットでのセルフチェックをいくつか試した結果、可能性があるとの結果になりました。
私が日頃の生活で気になることは、
詰めが甘い。
時間ぎりぎりになってから取り組み結果帳尻合わせになることが多い。
計画的に物事を処理しにくい。
衝動的であることを思い立ってしまうとやらずにはいられなくなることがある。
片付けられない。
このようなことが目立ちます。
医師の診断を受けるべきなのか、はたしてそれが本当にADHDなのか、もしADHDではなかったのなら、ただのだらしがないしょうもない人間でしかないのかと暗い気持ちにもなり動けずに悩んでおります。