【参加者のご感想】第80回ADHD交流会 当事者&家族の会 2018/1/28

第80回目のADHD交流会は、当事者の方とご家族・パートナー合同会でした。

ご参加された当事者の方から、以下のようなご感想をいただきましたので、

ご了解のもと、シェアさせていただきます。

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私はこの会に参加しだして1年近くとなります。
いつもは当事者として参加をしていました。

しかし、今回は家族・パートナー側で参加致しました。

理由は二つあります。

一つ目の理由として、私の両親も発達障害と思われる点が多くありました。
(めんどくさいのか食事を作らない、掃除が苦手、人付き合いが苦手、異常にこだわりが強いetc…)
そのためなのか、子供の頃の家庭環境に関する思い出でよいものは余りありませんでした。
未だに両親と接するのが厳しいと感じる面も多く、その悩みを参加者の方とシェアできると思ったのです。

二つ目の理由として、当事者の視点で悩んでいるご家族・パートナーの方に何かできることはないかと思ったのです。
特に、お子さんが当事者である方には、お子さんの将来・進路を気にされているという方が多いと思います。
私自身、(紆余曲折は色々とありましたが)大学を卒業し社会人として働いています。
色々と悩みやトラブルも絶えないですが、適職に巡り会えたのか「働いていて幸せだな」と感じています。

今回、参加した感想を端的に語ると「本当に参加してよかった」でした。
ご両親が当事者である方も参加しており、「あるある話」で盛り上がり、胸につっかえていたものが少し取れた気がしました。
その方も同様の気持ちであったら幸いです。

他に出た話題については、下記のようなものがありました。

・当事者をどういった気持ち・心構えで扱えばよいか

・発達障害に向いている職業について

・普段、自分自身が症状への対策として実践していること

特に印象に残ったのは二つ目でした。

発達障害は普通はできることが苦手であったり、逆に非常に得意な分野もあります。
定型発達であっても向き不向きはありますが、発達障害の場合は特にそれが顕著です。
しかし、問題なのは得意と苦手が人によって異なるため、適した職業も一人一人違うのです。
そのため、適職に巡り合うことができないでいる方も多いと思います。

それについて、私はインターンや支援などを受けて「色々と経験する機会」を作ることが大事であると思っています。
実際にやってみないと本当に向いているか?向いていないか?わからないと考えているからです。
そこで大事となるものは「行動すること」です。
ネックとなるのは発達障害特有の「先延ばし癖」なのですが、「やらざるをえない環境を作ること」が一番大事なのだなと感じました。
(それもまた難しいのですが…)

最後に改めて繰り返します。
本当に参加できてよかったと思いました。
参加したご家族・パートナーの方々ありがとうございました。

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このようなご感想をいただき、私も『交流会を続けてきてよかった』という安堵感とともに、

様々な背景をもちながらご参加してくださる皆さまへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。

この方は、交流会発足当時からご参加くださっている『ベテランさん』で、大変な勉強家、努力家で、私もお会いするたびに『は!』とし、学ぶところがおおい方です。交流会を通じて、このような出会いがあったことも、とてもラッキーだと感じています。

『交流会、参加してみようかな、どうしようかな』と悩まれている方の背中をそっと押してくれるご感想、本当にありがとうございました。

カウンセリングルームすのわ

南和行

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