実施レポート:2018年10月7日 第89回 ADHD交流会 『ADHD脳を、より深く理解する ~ADHDブレインスタイル・ダイバーシティモデルを活用して~」
10月のADHD交流会は特別企画としまして、「 ADHDリソースセンターのリーベル・ りなこさん」をお招きして、
『ADHD脳を、より深く理解する ~ADHDブレインスタイル・ダイバーシティモデルを活用して~ 」
というテーマでワークショップを開催しました。
このADHDブレインスタイル・ ダイバーシティモデルという考え方は、 まだ日本ではあまり紹介されていませが、 ADHD先進国のアメリカで長年ADHDのカウンセリングと研究 を重ねてきたリン・ ワイス博士によって提唱されている考え方です。リン・ ワイス博士の著書は日本語にも何冊か翻訳さています。
※残念ながらこの著書はまだ翻訳されていません。
自分自身初めて学ぶ概念でしたが、ワークを交えて教えて頂き、色々と気づくことがありました。
またシンプルな概念であるのですが、だからこそ奥深くもっと知りたいと思いました。
南なりの理解と活用について考えてみました 。
曲線的思考
何もない状態から頭のなかでパッと大きなイメージを生み出して、そのイメージをもとに新しい物事を作り出すことを得意とする思考。ADHDの人の多くが得意とする思考
直線的思考
現実的な目標を設定してから、そのプロジェクトに必要な材料を集めて、詳細に順序よく計画を立てて実行することを得意とする思考。多くのADHDの人が苦手とする思考
南の学び◎直線思考と曲線思考はどちらが重要ということでなはく、場面場 面での使い分けが大切。
まず前提にどちらが正解ではなく使い分けが大切だという理解が大
例えばで、休日の過ごし方について考えてみたいと思います。
パターンA:特にやるべきことはなく、自由に使える週末
この場合は、曲線思考的に予定は何も決めずに、思うまま気ままに
ただそこにも直線的思考があると、よりバランスが取れたり、充実
天気がいいので出かけようと思った際にも、次の日の予定を考えて
考えて行動した方が、休みの日に予定を入れすぎて平日に体調を崩
パターンB:休日ではあるが、そろそろ片づけに取り組みたいと思
この場合は、直線思考的に今日のプランを作って、片づけを計画す
ただ、ADHD的に曲線思考がベースにある場合は、片付けが終わ ったら一定時間は自由にネットして良いとか、出かけてよなどご褒美的に自分の曲線思考を使えるようにしてあげてもよいかと思 います。
上の例での南の個人的の体験をシェアすると、これまで全く自由な
思い付きで何かのイベントに参加して思わぬ学びや感動があったり 楽しい体験するのが当たり。思い付きでネットを見始めてしまって 、
気が付いたら一日が終わってしまって、自由ではあったが無駄に過 ごしてしまうというのははずれです。
自分の特性を理解してからは、休みの日も含めて直線思考的に計画 を立てるようにしています。ただ時には、 計画立てずに自由気ままに過ごす時間を入れるようにもしています。
気が付いたら一日が終わってしまって、自由ではあったが無駄に過
自分の特性を理解してからは、休みの日も含めて直線思考的に計画
少しでも皆さんの理解の参考になれば幸いです。
【日時】
2018年 10月7日 (日) 10時00分~12時00分 開場9:45
【会場】
足立区勤労福祉会館 ぷるみえ綾瀬 第3洋室
2018年 10月7日 (日) 10時00分~12時00分 開場9:45
【会場】
足立区勤労福祉会館 ぷるみえ綾瀬 第3洋室
講師:リーベル・りなこ さん
更に詳しく学びたい方は、以下の日程で講座があります。
第9回 | 2018年10月25日(木) 18:00~20:30 | 2018年10月10日(水) |
http://adhd-resource.jp
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