おススメ本情報:「仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方」宇都出雅巳著
こんにちは、
カウンセリングルームすのわ、カウンセラーの南です。
今日はADHDの方にお勧めの本の情報です。
ADHDの方の困り感のトップ3には必ず入っている、仕事上のミスについて、役立つ情報満載の本です。
著者の宇都出さんは仕事上のミスを「メモリーミス」「アテンションミス」「コミュニケーションミス」「ジャッジメントミス」に分類しています。
メモリーミス、アテンションミスについては、ワーキングメモリの視点から説明しています。ワーキングメモリは頭の中のメモ帳によく例えられます。
ワーキングメモリは定型発達の人でも、せいぜい7つ前後(7±2)と言われており、ADHDの人はもっと小さいと言われています。
メモリーミスをなくす第一歩は「いまはしっかりと覚えている感覚があるけど、この腕を話したら忘れてしまうんだよな」というワーキングメモリの特性を認識することです。(著書より引用)
すのわのカウンセリングでもADHDの方に勧めている、「自分の脳を信用しない」ことを前提とした、聞いたらすぐメモするなどの対策についても、わかりやすく整理されています。
「コミュニケーションミス」の章では、伝えたつもりなのに伝わっていない、誤解されていた、もしくは自分が人の意図を上手く理解できていなかった、などのコミュニケーションのズレについて、どうしてそれが起こるかを分かりやすく説明しています。
例えばAさんが「自分は仕事でミスしてばかりで、ADHDという病気なのかも」と友達のBさんに相談したとします。
Aさんの中では、自分の仕事のミスについて深刻に悩んでの質問だったかもしれませんが、それを聞いた友達のBさんは自分の記憶の中から仕事のミスについて想像するので、ここでコミュニケーションにずれが起こります。
そしてBさんは「仕事のミスなんて誰にでもあるんだから、病気なんて考えすぎだよ」と答えるかもしれません。
コミュニケーションミスの対策は、勘違いしようのないレベルまで具体化する(著書より引用)
Aさんが自分が起こしたミスについて、具体的に内容や頻度まで伝えることができれば深刻さが伝わって、コミュニケーションのズレを減らすことができるでしょう。
コミュニケーションミスは「相手の話を分かったつもりになった」ときに頻発します(著書より引用)
これはカウンセリングのトレーニングでも、よく言われたことです。相手の言葉を早わかりしないで、じっくり聞くことが大切なのです。
例えば、上司に「なるべく早くこの仕事やっておいてね」と言われた時に、”なるべく早く”を分かったつもりで聞き流さず、「いつまでにやればいいですか?」と一言確認することで、ここでのズレを修正できます。
この本ではそれぞれのミスについて、マスターへの道として、応用編も書いてあるので、ADHDの人に限らず、より効果的に仕事をしたい人にもお勧めです。
12月8日に著者の宇都出雅巳さんをお招きして本の内容についての講演会をしてもらいます。
ワークも盛り込んでもらう予定ですので、著書の内容をより効果的に身につけることができると思います。詳細は以下のリンクから
https://sunowa.net/20161120-seminar-1580/
看護師しています。
診断はおりてませんが、ADHD の症状があり、これまで勤めた病院は、15件以上と思われます。
なにかおかしいと何度も精神科へかかりましたが、うつ病と診断しか降りず、薬しか渡されませんでした。
これまで勤めた病院の看護師からは、向いてない、給料泥簿とか、以前より友達づくりが下手なせいか仲間に入れないため、ミスをしたら、いじめにあったりバカにされてきました。また度々患者からのクレームがあったりと死んでしまおうと何度も思いました。
今の職場は、最初に配属された病棟で何とか上手くいってましたが、忙しい病棟を変えられ真面目にやったこととその患者の心理状況が読めず、ここ3か月2件のクレームが出ました。もちろん看護師としての注意を柔らかく言ったのですが、患者に反論され、叩かれてしまい、看護師の癖にと罵られムカッとしてしまい、口論になりました。
病院長に話をするとか、おどされ師長に有ること無いこと言われ、最終的には、私が謝罪せよと結論が出て、やるせない思いで一杯です。
息子もADHDで、投薬とリハビリをしています。 自分も診断を受けて職場に以前の病棟に戻してもらうようにしてもらおうかと考えています。その外なにかいいアドバイスあったら教えてください。