【実施報告】ADHDタイプのための発達凸凹を活かすという生き方を考える会
「ADHDタイプのための発達凸凹を活かすという生き方を考える会」
43名の当事者、グレーゾーン、親、支援者など多くの方々に参加頂き大盛り上がりで無事終了となりました。
実はこの会、募集10日で定員オーバーになるという注目度でした。
それだけ、発達凸凹を活かす!というテーマに対して皆さんの注目が高いということが分かりました。
講師の横田さんの言葉の一つ一つが自分を含め皆さんの心に突き刺さりました。
自分がメモした一部を紹介します。
・「それ(ADHD)天才です」おめでとうございます
・普通じゃないことはマジでサイコーだと言い切る
・出来ないことは人に頼っていいという気持ちをもつ
横田さん曰く、これからの時代の流れとして単純作業などはAI(人工知能)が人間に代わってやってくれるようになっていく、その中で人間がすべきことは
①失敗すること
②消費すること
③創造すること
だそうです。
機械は失敗はしないけれど、想定外の外のこと、想定を超えることを行うことには向いていません。
その点、ADHDの奇想天外な発想は、機械には真似できない可能性があります。
苦手にフォーカスするのではなく、凸の部分、本人にとっては呼吸するようにできることにフォーカスすることが重要です。
自分に出来ないことを理解したうえで、上手に凹を周りに助けてもらい、凸を使って貢献する、このようなGIVE&TAKEがポイントになります。
そして何より内容以上に横田さんの在り方自体が、凸凹を活かしまくっていて、文字では伝えきれないメッセージを発してくれていました。
医者や心理士の立場からは出ない発想を盛りだくさん発信してもらいました。発達障害の世界のパラダイムシフトといったも良いようなメッセージ達でした。
またそれに続いて2人の当事者の方にも話をして頂いて、それぞれがどのように自分の特性と向き合い、活かしているかの生の声を届けてもらいました。
それぞれが特性に苦しみつつも、自分なりの解決策を見つけていった過程を惜しみなく話してもらいました。
当事者だからこそわかる当事者の苦しみに、共感をされた参加者も多かったようです。
3人ともに共通するのは、「自分が好きなことを仕事にしていること」でした。
「凸凹を活かす生き方=自分の使命に生きる生き方」。
これが自分が3人の話を聞いて感じた結論です。
そのためにただ待っているだけではダメで、自分なりにもがいてチャレンジして失敗して、またチャレンジしてを繰り返す勇気を持つことが大切です。
そして、それは一人では難しいので、一緒に挑戦する仲間の存在も大きい。
今回の会が当事者の方の希望の灯りとなってくれいることを望みます。
このような場をまた作っていきたいと心から思いました。