おススメ本の紹介④『あなたのツレはADHDなんです』

 

『あなたのツレはADHDなんです』 メリッサ・オーロフ 著 松本剛史 訳

今から我が家のバイブルになりました。

英語名は『The ADHD Effect on Marriage(結婚生活へのADHDの影響)』で、

まさに、ADHD当事者、パートナー、必読の指南書です。

筆者のメリッサ・オーロフさんご自身が、ADHDをもつご主人との結婚生活で『離婚の危機』にまで陥りつつも、治療者に出会い、目の前の困難をご夫婦で乗り越えた(サバイブした)ご経験をされています。そのご経験をベースに、『ADHDの結婚生活への影響』の研究をされ、広く共有・実践できるメソッド・工夫を提供され、その実践をこの本にまとめてくださいました。

メリッサ・オーロフさんのホームページ→ ADHDmarriage

この本の内容は、

①ADHDが結婚生活であわられる12のパターンとそれに対応するヒント

②夫婦関係再建のための6つのステップ

の紹介ですが、その細やかさ、その生々しさに思わずうなってしましました。

実体験がベースにあるので、ADHDをもつ夫(妻)のパートナーにとっては、『あるある』満載で、自分の思いが実にそのまま書かれており、『そうそう、分かってもらえた!』という安心感がそこにあるはずです。

ADHD当事者の方にとっても、『もしパートナーと生活したら、、、』というイメージがつくとともに、『あ、でもこうすれば乗り越えられる』という希望がみえてくるでしょう。

この本からは、

『ADHDは、夫婦生活にインパクトを与ええるが、それを夫婦で前向きに取り組めば、自分たちのパワーになる!』という一貫したメッセージを感じます。

 『ADHD当事者とそのパートナー』という表現ではなく、『ADHDのある夫婦』という表現が、それを如実に表しているように思います。どちらか一方がADHDを抱えるのではなく、夫婦でADHDを見つめ、抱え、力にしていく。
 
非常にパワフルな一冊でした!
 
 
読まれた感想、またお勧めの本なども、お返事お待ちしています。
 
南和行
 
 
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