【実施レポート】第83回ADHD交流会 ビギナー&アドバンス 2018/3/11

今回は、初の試みとして、ビギナー会(ADHDとのお付き合いの短い方)とアドバンス会(ADHDとのお付き合いが長い方)を合同で行いました。

まだまだ寒い中、ご参加いただいた18名の皆さま、ありがとうございました。

はじめは、ビギナー会とアドバンス会を別々の部屋で行いました。

以下が、アドバンス会の中で出た『困り&工夫』です↓

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皆さん、率直に、職場や日常生活での辛さや困りをシェアしてくださり、そして、すぐに対策も提示され、『さすがアドバンス!』でした。心強かったのが、『はじめはできなかったことも、繰り返していくと、慣れる』という声が多かったこと。ある方は、『脳の中に、それに関する回路ができれば、普通にできるようになる』と表現され、なるほど、と思いました。

後半は、『ビギナーさんからアドバンスさんへの質問コーナー』として、

①ADHDの特性の活かし方はどうしていますか?

②感覚過敏にはどのように対応していますか?

③病院の選び方はどうしましたか?

などなど、誰でもぶつかる疑問や悩みについて、アドバンスの方から、個人のお考えをお伝えいただきました。ご経験に基づいた、誠実なお答えばかりで、私も勉強になりました。

主催者として、交流会の意義は、『ADHDの当事者の方同士が語り合える場』であると同時に、『豊富なADHD経験(良いものも、辛いものも)が役に立つ場』でありたいとも考えています。

その意味で、今回は、アドバンスにご参加の方々のご協力によって、ビギナーさん達に、『こういう風に乗り越えられるんだ』『特性を活かして活躍できるんだ』という希望、モデルのヒントを提案できたのでは、と感じています。

あなたがADHDについて困った経験も、それを何とかカバーしてきた経験も、誰かの役に立つことが、必ずあります。

これからも、シェアし、つながっていく場を提供していきたいと思います。

カウンセリングルームすのわ

南和行

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